【実体験】娘がいじめにあった時、親はどうする?私がした対応と反省
アンパンマンの記事を読み返していて、ふと思い出した出来事がありました。
3年ほど前、娘が学校でいじめにあっていた時のことです。
娘の小学校では進級前に、「誰と一緒になりたいか」「一緒のクラスになるのが不安な子はいるか」といったことを聞かれる機会がありました。
娘によると、その聞き取りが終わった年明け頃から、3人の男の子に嫌なことを言われるようになったそうです。
いじめに遭う側にも責任がある?
「いじめられる側にも何か原因があるんじゃない?」
昔から聞く言葉ですが、私はそうは思いません。
もちろん人間同士なので、相性が合わなかったり、相手を不快にさせてしまったりすることはあります。
でもそれと、複数人で繰り返し傷つけることはまったく別の話です。
嫌なことがあるなら話し合ったり、距離を置いたり。先生に相談することもできます。
いじめという方法を選んでいい理由にはならないと思っています。
親バカですが、娘は本当に優しい子です。
娘はまだまだ子どもっぽさがあって、周りの同学年の子たちを見ててもなんというか、無垢な子…あと言葉があまり上手ではないところもあり、おぼこいんですよね。(福井の方言らしいです。)
思春期になると、見た目のことで人を評価したり、友だち同士でそうした話題が出たりすることもあります。
でも娘は、見た目よりも「その人がどんな人なのか」を大切にします。
ちょっと体格の大きな男の子がクラスにいて、見た目や汗をかきやすいことを理由に距離を置く女の子もいたようですが、その男の子は話すととても優しいみたいで娘の大事な友だちで一緒に遊んだりもします。
「〇〇(その男の子)さん、めちゃ優しいしおもしろいよ!」と一緒にトランプした話をしてくれました。
子どもがいじめられたら 親はどう対応するべき?
子どもがいじめに遭っていると気づいた時こそ、親はできるだけ冷静に対応することが大切だと、今回の経験から学びました。
親は子どもの絶対の味方だと常日頃から伝えておいて、いじめにあったと気づいた時にはまず子どもの話を否定せずに聞いて、「誰に」「いつ頃から」「どんなことをされたのか」を、話せる範囲で一緒に整理していくことが大切だと感じました。
そして、学校に伝え、学校だけで対応が難しい場合は、必要に応じて学校以外の相談窓口や警察などに相談することも選択肢のひとつだと思います。
いじめの経緯
娘はその学年が終わる頃に、「Sonaさん、〇〇〇〇!」と、ある行動を注意するようなことを言われたようです。
具体的な言葉はここでは伏せますが、生理現象に関係する内容です。
私が娘に「本当にしたの?」と聞くと、「してない」と答えました。
その後も毎日言われ続け、しまいには「〇〇〇〇がこっち見てきた!!」と、それをあだ名のように言うようになってしまいました。
○○で伏せるけど、言葉にもしたくないくらい本当に下品。
聞いた時は、ムカつきましたね。
それを主語のように使って、娘をそれと一緒にしたことに憤りを隠せませんでした。
私が知ったきっかけ
娘から進級前に私の母に、その後私に伝えてきました。
その時は「進級してクラス変わるといいね」と話して終了。
娘は家でも明るくいろいろ話をしてくれますが、毎日、娘自身も、宿題して、ごはん食べて、お風呂入って寝ないといけないのでバタバタしてるし、イヤなことは忘れちゃうんですよね。
進級後も3人とも同じクラスになったので、嫌なことがあっても家では忘れてしまう娘の様子を見ながら、こちらから定期的に「大丈夫?」と聞くようにしていました。
私の最初の対応
私は最初聞いた時にすぐ収まるだろうと思って、「もしかしたらSonaのこと好きなんじゃないの??」などと言ってました。
進級後も同じクラスでまた言われたと聞いた時は、「相手にしなくていいよ、すぐ収まるから」と言ってしまいました。
娘は「うん!大丈夫!」と言ってました。
ひとまず「もしも次何か言われたときは”やってない!”って一言だけ言ってみよう。」と言いました。
「強気なSonaを見たらその後何も言えなくなるかもしれない、もしも何か言い返してきたら、すぐに先生に助けを求めればいい。」と。
「だけど、今まで言ってこなかったことを言う時はすごくドキドキするかもしれないし、うまく声が出ないかもしれない、けれど1回でも言えるようになれればそのあとは1言だけじゃなくもっと上手に言い返すことができるようになるかもしれないよ」と。
娘のクラスの女の子は強い子が多いみたいで「〇〇〇〇が見てきた!」と言った時にはすぐさま「女の子にそんなこと言っちゃダメなんだよ!!」と叱ってくれたそうです。
なので娘にもそうなって欲しいから頑張ってみようと。
それから数日間、様子を見てきたけど言えそうにありません。
男3人に向かって言うには初めてでは厳しいですよね。
娘から「先生に電話して」と言われた日
それからも状況は変わらず、毎日のように言われていたそうです。
この時は、5月中旬頃だったと思います。
さらにその頃から、その言葉そのものを娘のあだ名のように使って呼ぶようになりました。
私の娘はそのあだ名ではないので、親としていい加減怒りがふつふつと湧いてくる思いです。
「もしも言えなければママが先生に電話するから大丈夫だよ」と声をかけていたので、結果「先生に電話してほしい」と言われました。
先生の対応
娘は先生をとても信頼しています。
「先生もいじめに遭っていたからいじめは許さないと何度も話してた」と。
あと「先生は2回までは優しいけど3回目になるとめっちゃ怖いよ、そのあとは誰もそれをしなくなる」とも言ってました。
私が先生に電話した翌日、先生は朝から3人を呼んで話をしてくださったそうです。
その後、先生から私にも詳しく説明がありました。
先生はまず、どうして娘にその言葉を言うようになったのかを一人ずつ確認してくれたそうです。
その中で、「自分が直接見たわけではないけれど、誰かから娘がそうしていたと聞いたから、本当だと思って言うようになった」とのこと。
そこで先生は、「じゃあ君たちは同じことをしたことは一度もないの?」と聞いたそうです。
すると3人とも、「自分たちも同じことをしたことがある」と認めたそうです。
先生はさらに、「自分たちもしたことあるのに、なぜ娘だけが何ヶ月も繰り返し言われ続けなければならないのか」「しかも一人ではなく3人で言う必要があるのか」と一つずつ問いかけてくれました。
そして、「3人で一人の子に対して何ヶ月も同じことを言い続けることってどうなの?」と問いかけると、最終的には3人とも「それは、いじめです」と答えたそうです。
私はこの話を先生から聞いて、ただ注意するだけではなく、本人に「自分たちが何をしていたのか」を考えさせてくれたことが、とてもありがたかったです。
私の反省点
娘の「うん!大丈夫!」という言葉を、そのまま受け取ってしまったこと。
「大丈夫」と言っていたとしても、何ヶ月も待つ必要はなかったかなと。
もっと早く私が動いてもよかったと、今になって思ってます。
私は何か言われたら言い返すタイプなので、娘にも「一度言い返してみたら?」とアドバイスしたけど、言える子もいれば、言えない子もいるんですよね。
あと楽観的に受け止めてたこと。すぐ終わりそうな内容というかそのうち飽きて言わなくなるだろうって思ってたこと。
「普通にシカトしてるよ!」とか、「言われた時に睨みつけてる!」とも言ってたけど、もっと早く対処してあげてたら余計に傷つくこともなかったよねって。
これは今でも反省してます。
許しは必要?
誰にでも、間違えることはあります。
大人でも、自分の行動で誰かを傷つけてしまうことはあると思います。
大切なのは、間違ったことをした時に言い訳をしたり人のせいにしたりせず、自分がしたことと向き合うこと。
そして、相手を傷つけたことに気づいたなら、きちんと謝ること。
謝ったあとにどう行動するかで、相手との信頼関係も変わってきます。
いじめた相手を必ず許さなければならないのか。
私は今回、そこは違うなと思いました。
許すことと、もう一度その人を信頼することは、同じではないからです。
許しとは?
今回の出来事で、「許すってなんだろう」と考えました。
3人とも、同じように反省したわけではありません。
先生に呼ばれて内容を聞いた時点ですぐに反省し謝ることができた子がいました。
その子はその日に親御さんに事情を話し、親御さんからも先生に「娘に直接謝りたい」と申し出があったそうです。
人のせいにしていた子は、先生がその場で、誰が何を言ったのか、娘には本当に非があったのか、なぜ3人で何ヶ月も言い続ける必要があったのかを1つずつ整理してくれたことで、ようやく自分の行いを振り返り、反省する様子が見られたそうです。
その後は娘とも話す機会があり、今では普通に接することができる関係になりました。
一方で、「娘のせいで授業に集中できない、自分の勉強に影響が出たらどうするのか、点数が下がってもいいのか」というようなことを最後まで言っていた子もいたそうです。
その子は当時、娘のとなりの席の子で、進級後から明らかに席を離そうとしてきてイヤな思いをしていたのですが、それは先生に言われた後も変わらなかったみたいです。
同じ「ごめんなさい」でも、そこに至るまでの姿勢や、その後の行動によって受け取る側の気持ちは変わるんだと思いました。
私は今回、許すことと、もう一度信頼することは別だと感じました。
娘の思い
先生が娘に、本人たちも謝る気があるから、場を作って謝ってもらおうかと打診したところ、その気持ちがあるなら「私は謝ってもらわなくても大丈夫」と言ったそうです。
もしかしたら、4人で向き合うこと自体が気まずかったのかもしれないし、その出来事に触れたくなかったのかもしれません。
私は「謝罪の場はいらないというなら、それでいい」と先生に伝えました。
最後に
いじめる側、いじめられる側の両方を考えさせられました。
今回はいじめられる側になりましたが、うちの娘は優しいからいじめる側にはならないだろうと思っていても気づかないうちになってしまう場合もあります。
そしてそれは悲しいことに大人になってもあるんですよね。
でも、子どもにとって学校生活はとても大きなもので、大人よりもまだ見えている世界は狭く、毎日通う学校で嫌なことが続けば、「逃げ場がない」と感じてしまうこともあると思います。
子どもとの信頼関係を築き、何かあった時に「ママに話そう」と思ってもらえる親でいたいですね。
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子どもとの関係については、こちらの記事でも私が普段から大切にしていることを書いています。
👉 子どもとの関係が変わった。私が大切にしている子育ての考え方
今回は、娘が最終的に「先生に電話してほしい」と言ってくれたことが何よりの救いでした。
もしあの時、娘が何も言わずに一人で抱え込んでいたらと思うと、怖いです。
今回の経験で、私もたくさん反省しました。
でも普段から、「何があってもママは味方だよ」「困った時は一人で抱えなくていいよ」と伝え続けることの大切さがわかりました。
学校で起きていることをすべて知ることはできないから、話してくれた時にはまず受け止め、必要な時には必ず助けてあげること。
そしていじめられないことだけを願うのではなく、誰かをいじめる子にもならないように。
相手の痛みがわかる人でいてほしいし、間違えた時には素直に謝れる人でいてほしい。
そして子どもが安心できる場所、「何があってもここには味方がいる」と思える環境づくりも大事だなと思いました。
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